■ 杏梨=想い
杏は「慎み深さ」、梨は「博愛」。
「杏梨 〜シンリー〜」は、私たちがゲストに接するに際し、つねに心がけている想いを表します。
また、「緇林杏壇」と「梨花一枝春雨を帯ぶ」という中国の古い諺があらわす意味にも、その想いを重ねています。
「緇林杏壇 〜しりんきょうだん〜」とは孔子が、黒いとばりの様に鬱蒼とした緇帷しい林に遊び、杏の花が咲く木の下の
小高い壇に休息したという故事から【学びの場】を意味します。
「梨花一枝春雨を帯ぶ 〜りかいっしはるあめをおぶ〜」とは、一枝の白い梨の花が春の雨に濡れているということ。
つまり、美しいものや人を喩えた言葉です。
「杏」と「梨」という歴史的にも古いこの二種の果実から成る名は「常に枝の研鑽を怠ることなく、美菜を以って
大切なゲストをお迎えする」という私どもの理念を、象徴する言葉としても位置づけられています。